「・・・あれれ? なんか全然、人がいないところに来ちゃった;」(いきなり迷子)

「あ。教室の中から声が! 良かった、人がいて。すみませ〜ん」




――ガラガラ(扉を開ける)――




「あれ、ビッキーだ。いらっしゃい」

「ラディさんだ〜。こんにちは」

「・・・なんだ。また撮影班なの?」

「そうですよ! そういうフォンさんは今年は何もしないんですか?」

「・・・・・・・・・しないよ」

「なんだぁ、残念」

「あはは、裏方は全部引き受けてあげるから何もしないって脅してたくらいだからね」

「わあ。大変ですねえ」

「本当にねぇ」

「ところでフォンさん。その、手に持っているものは一体・・・」

「これはおれのお昼ご飯です。いくらビッキーの頼みでもこれだけは譲れないから」

「いえ、別にいらないですから大丈夫です。 あ!記念に一枚撮らせてもらっていいですか?」

「(軽く流したなぁ)いいよ〜」

「(あっさり流された)・・・どうぞ」

「はい、じゃあお二人とも寄って・・・、てラディさんの後ろにいるのって」

「あ。これは気にしなくてもいいよ。写っても写らなくても」

「準備に追われすぎて疲れ切ってるんだよ、放っとけば」

「(ひどい扱いだなぁ)分かりました〜・・・えっと、でもどちらかもう少し寄っていただけると助かります」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・(結局動かないしラディ)しょうがないからおれが寄ってあげよう」

「あ、ありがとうございます、フォンさん」







カシャリ☆













「はい。ご協力ありがとうございました!」

「「どういたしまして」」

「ところでテッドさんは・・・あ、実行委員なんですね」

「そうそう。苦肉の策でねー」

「?」

「うちのクラス見てくれば一発で分かるよ」

「そう言うラディだって結局生徒会の仕事があるからってクラスは放棄してるよね」

「僕は純粋単純に真面目に生徒会してるんですー」

「棒読みじゃ説得力ないよそれ」

「去年の二の舞はゴメンだから裏方に徹するって一ヶ月以上も前から豪語してた人に言われたくありません」

「・・・・・・・・・」

(よっぽど嫌だったんだろうなぁ・・・)
「じゃあ、わたしはラディさんたちのクラス見てきますね!」

「うん。いってらっしゃい。右手の階段を降りた先にあるから。今度は迷わないようにね」

「(バレてる;)は、はぁい」


>階段をおりる


楽しい妄想が色々広がってだだ漏れです。
一体4主の身に何があったんでしょうね(笑)


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